タイトルが長くなってしまいましたが、今回もお話を続けていきます。
オイル交換を怠っていた車の見分け方について、 ご紹介しています。
今回の見分け方は、ちょっと難しいものですが、
これが分かると、プロに近づきます。
ぜひ、挑戦してみて下さい。
あくまでも、私が見分けているポイントについて紹介しています。
異論、反論、のある人もいるかと思います。
ご意見及び、アドバイスのある方は、
ぜひ、コメントをお寄せ下さい。
今回紹介する方法が、難しいのは、見分ける技術の問題ではありません。
経験が物を言うのです・・・・
しかし、言葉で言うと、簡単なものなのです。
それは・・・・
エンジンの音で見分ける。
ということです。
文章で表現するのは本当に難しいのですが、
出来る限り分かり易くお話して行きたいと思います。
エンジンオイルを怠った車は、前回にお話したように、
エンジン内部へ汚れやカスが溜まっています。
それが様々なトラブルを引き起こすのですが、
エンジンの内部を目で見るのには、
エンジンを分解しなければならず、
現実には、無理な事です。
エンジンを分解しない方法で、確認する必要があります。
そこで、エンジンの音を聞いてみると言うのが重要になってきます・・・
ただし、その音を聞いてみるだけではダメですよ!
考えながら聞いて下さい。
エンジンの音が大きいか?小さいか?・・・
もちろん静かなエンジンである事も重要ですが、
今回聞き分けて欲しいのは、
長い期間、オイル交換をしないと、
エンジン内部に汚れが付着して発生する音、
専門用語(?)を使えば、
タペットを打つ音
を、聞き分けて欲しいのです。
具体的な音を文字で表現すれば・・・
カタカタカタ・・・・
という音です。
私の言葉より、専門家の言葉で表現してもらった方が良いと思い、
藤沢公男の提唱する進歩的なメンテナンス術
という、HPを紹介します。
タペット打音について解説しているページはこちら→
(ページ中の10−1:飛躍的に伸ばすことができる車の
耐久性と快適性の中にタペット打音の記載があります)
そのHPの中から、今回私が紹介している、
タペット打音について、藤沢公男さんが解説している所を抜粋します。
- タペット(HLA・油圧自動隙間調整タペット)
から異音発生
オイル管理が悪かったり、粗悪な性能のオイルを長期間にわたり使い続けることにより、
必然的にエンジン内部にスラッジが蓄積され、小さなオイルタペットのオイル穴通路を塞いでしまう。
また内部に空気が溜まったり元の部品の出来具合が悪かったりと、
様々な原因によりHLAが正常に作動しなくなり大きな異音発生に至る。
添加剤投入やエンジン内洗浄作業、フラッシングオイルによる洗浄などで運良く回復するケースも見受けるが
多くの場合は一度カムシャフトを取り外し、壊れたHLAを交換することで再び正常に使用できる場合が多い。
添加しても異音が消えないので「効かない効果が低い」と評価するのは見当違いな話である。
オイル添加剤についての解説も交えています。
前回、私が紹介した、添加剤についても参考になるでしょう。
そんな事、言われても、エンジンの音なんて聞き分けられないよ!
と、言う方も多いでしょう・・・
ごもっともです。
エンジン音を見分けるのには、経験を多く積むしかありません。
一般人がエンジン音を聞き分けられるようになるのには、
現実的には無理がありますよね。
私からの提案ですが、プロでさえ、最初は聞き分けられません・・・
皆さんのように一般人には、不可能のように思える事ですが、
友人や、家族の車や、車屋の店頭で・・・
もしくは、勤め先の会社の営業車であったり・・・・
走行の少ない車や、多い車などなど・・・・
常にエンジンの音を意識して聞いているだけで徐々に、
いい音、悪い音・・・など、聞き分けが出来てくると思います。
逆に、車屋のスタッフでさえ、意識しなければ、全然聞き分けが出来るようにはなりません。
現に、私の部下でも、何度教えても分からない人間もいます。
皆さんも、常に意識して、聞き分けが出来るように努力してみて下さい。
身に付けたら、その後のカーライフの強い味方になる事でしょう・・・・
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