事故車・修復歴ありの車が・・・
我々・・・自動車販売業者の仕入れの場である
オートオークションで、(そんなに)安くない・・・
って、前回からの続きのお話です。
昔は、とにかく・・・
事故をおこした車は・・・
いくら修理をしてきれいになった状態でも
事故歴のない車と比較すれば
値段の違いはかなりの開きがありました。
そこで・・・・
悪い車屋は、事故車を事故車じゃないってウソをついて
車を販売し・・・
利益をあげていた事は、皆さんも想像がつく事でしょう・・・
しかし・・・
最近の傾向では・・・
お客さんのニーズの変化が原因で、
事故車であっても、事故車でなくても、値段が変わらないって事も
増えてきているのです。
分かりやすい話としては・・・
事故をおこしているのが当たり前の車種
というのが、あります。
たとえば・・・
若者を中心に、峠をせめたり、
走りを競ったりする車種・・・・
具体的には
一昔前の、日産シルビアや、180、スカイラインのタイプMやGT−R
などの車種がそう言える車種でしょう・・・
これらの車は、使用目的(違法な走行も含まれるのですが・・・)が、
それなりに、レースの様な走行をしたりするので
中古車として出回る時には
すでに、事故車がかなりの割合を占め
それらの車種を求める人たちも
事故車であるのは仕方が無いって割り切っている人がほとんどで・・・
修理が終わっている車なら、
事故車でも気にしない・・・
そんなお客さんばかりだし、オークションに出品される車両も
ほとんどが事故車なので・・・
事故車であっても事故車でなくても、流通価格が(あまり)変わらない
って現象がおこるのです・・・
しかし・・・ある一定の時期を過ぎると・・・
事故車ではない車を求めるマニアが増えてくると・・・
事故車ではない、前出の車種が異常な値段が付く時期が来るのです
最近では・・・
スカイラインのR33のGT−Rの事故車でなく
改造もしていないフルノーマルで、走行の少ない車があれば・・・
200万円もの(すばらしい)改造をほどこしているR33のGT−Rよりも
2倍もの高値で落札されたりしています
しかし・・・
この様な、一部の若者がレースのような走行をする車種以外の
ごく普通の車でも
事故の有り無しと関係ない値段で
オークションで取引される事も増えているのです。
その話は次回へ・・・
あなたのプチッが心の支え人気blogランキングへポチっとお願いします
事故車が安くない?←前の記事
次の記事→事故車が安くないもうひとつの理由とは?
↓TOPページ・目次
車屋の私がお客になったら?! どう買う?中古車購入法