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自動車屋が儲けるのは・・ , ウラ話 ]

中古車販売店の避けられない損失が原因・・・

自動車販売店の損失

今年は、台風が多いですね。

一息ついたと思ったら、
今度は台風13号から変った低気圧が来ていますね。

台風や大型の低気圧が来ると、自動車の水没被害が出る事が少なくありません。

オークションにも水没車が出品されていますので、
それを見て、被害の大きさを知ったりします。

私の住んでいる場所は、
水害が起こりやすい、低い土地にあります。

私は台風が来る場合、
車を高台に避難させる様にしていています。

車を停めた場所から家まで歩くことになるので、
面倒ではありますが・・・(時にはタクシーを使います)

皆さんも、参考にされてはいかがでしょうか?

水没させて、修理や買い替えのお金を考えると、
タクシー代だって安いと思います。

こんにちは!
当サイト「車屋の私がお客になったら?」管理人のcarsutaです。

前回の記事「仕入れから販売の間にある、中古車販売店の事情
は、ご覧いただけたでしょうか?

今回の話題は
中古車販売店の利益は、なぜ批判されるのか?を考える
から続いています。(4話目になります)

今回も、ついに・・・
確信へと迫ります。(ちょっと大袈裟?)


中古車販売店の立場から・・・

なぜ中古車販売店は
1台あたり2〜30万円もの利益をとるのか?・・・

こちらの記事では、
オークションの落札料、輸送費、
店舗の維持費や人件費などをお話しました。

そして前回は、
オークションで仕入れてから展示場に飾るまでの間に、
鈑金塗装や修理・クリーニングなどの費用が掛かる事を話しました。

これまでの話は、
一般ユーザーの皆さんの中にも想像が付いた人もいるかと思います。

しかし今回は・・・

一般のユーザーの方々には、
ほとんど知られていない話だと思います。

想像してみて下さい。中古車は・・・

まずは、
中古車販売店が販売可能な台数に理由があります。

中古車って、
毎日たくさんの台数が売れる訳ではありません。

コンビニの飲料コーナーなんて、
毎日、相当な数が売れていますよね。

それに対して、
中古車の場合、ひと月に、何台売れるのか?

想像してみて下さい。

もちろん中古車販売店の規模にもよりますが・・・

分かりやすい様に、
実際に例を挙げてみましょう。

私が懇意にしている
ある日産の中古車展示場は、

展示されている中古車が約40台。
営業マンが3人で、所長が一人、女性スタッフが一人という5人体制です。

そこで各営業マンに課せられているノルマは、
ひと月に5台というものです。

3人がノルマを達成出来たとして、
月に売れる台数は15台になります。
(実際にノルマを達成出来る事は少なく、平均10台ほどの実績だそうです)

ディーラーの中古車店なので、
利益率は高く、1台あたり平均30万円ほどの利益(粗利)を乗せているそうです。

ですので、
30万円×15台で、450万円
30万円×10台で、300万円が、ひと月の利益(粗利)となっています。

この展示場は、月に300万円の粗利で、
ギリギリ運営が出来るそうです。

粗利300万円の方で考えていましょう。

1台あたり10万円の利益で300万円を稼ぐには、
ひと月に2倍のノルマの30台を売らなければいけません。

1台あたり5万円の利益(粗利)なら、
ひと月に60台を売らなければいけな事になります。

何が言いたいのか?・・・

それは、
中古車という商品が、(コンビニの飲料の様に)頻繁に売れる商品なら、

2〜30万円の利益よりも
もっと少ない利益(粗利)で売っても中古車店の運営が可能ですが、

中古車って、頻繁に売れる商品ではありません。

皆さんだって、
今までに買った自動車の台数は思い出せても、

コンビニで買った飲み物の本数は思い出せないことでしょう。

飲み物と車を比較するのは変だと思いますが、
あくまでも例え話ですので、お許し下さい。

中古車は・・・
薄利多売の多売が出来ない商品なのです。

中古車販売店が最も頭を悩ませること・・・

もう一つの理由は・・・
中古車店が最も頭を悩ませる事・・・

仕入れた商品(車)が全て売れる訳では無い・・・
という理由です。

中古車って、
新車のように、カタログで販売する訳にはいきませんから・・・

展示場には、
ある程度の中古車を飾っておかなければいけません。

もちろん売れない車が出て来ます。

売れなかった車はどうするか?

ほとんどのケースで、
オークションに流してお金に換え・・・

そのお金で、
別の中古車を仕入れる様にします。

こう聞いて・・・
それが2〜30万円の利益を取る理由になるのか?

疑問に思う方もいると思います。

別の車を仕入れ直して売るんだから、
何も問題が無いように思う事でしょう・・・

ここに、
中古車販売の(大きな)リスクが潜んでいるのです。

オークションで入れ替えるのですが・・・

中古車販売店で
良くあるパターンは・・・

仕入れから3ヶ月たっても売れない車は、
オークションに流して、別の車を買う・・・
というサイクルです。

中古車を仕入れて3ヶ月後にオークションに流すと、
仕入れた金額では売れません・・・

なぜならば、
車検がある車なら、車検の残りが少なくなりますし、
年式も3ヶ月ぶん、古くなるからです。

それに、、オークション会場まで車を運ぶ費用も掛かりますし、
出品の手数料も取られます。

また、落札に対しても、(出品した方にも)落札手数料が発生します。

この・・・
仕入れたのに売れなかった場合のロスが大きいのです。

100万円で仕入れた車を3ヶ月後にオークションに流して・・・
10万円も損してしまう・・・

そんな事が頻繁にあるのです。
(中には、もっと損する車もあります)

このロスも、
批判されている「2〜30万円の利益」で賄わなければいけません。

私たち中古車を販売する業者の間では・・・
「中古車は(鮮魚のように)生ものの様だ」と言われています。

まとめ

また、最後になってしまいましたが・・・

販売した中古車が、
保証医期間内に故障した場合・・・

その費用も、
2〜30万円の利益で、賄わなければなりません。
(最近は、保険的な物も登場していますが・・・)

ここまでの話を読んで・・・
どう思われるでしょうか?

中古車販売というビジネスは・・・
そんなに儲かる商売ではないのです。

仕入れた中古車の全部が早く売れて・・・
売れた車に故障が出ない・・・

そうならば、
結構、儲かると(私は)思いますが、
そんな中古車販売店は、どこにも無いと(私は)思います。

ちなみに中古車を扱う業者で、
一番儲かるのが、オークション会場だと思います。

オークション会場も、
中古車を販売している・・・とするならば、

1台の中古車から得る利益(粗利)は、
2〜3万円ほどと、小売店の十分の一ほどです。

しかし、1回の開催で、
数百台から千台以上の車から手数料をとるので、

中古車を扱っているにも関わらず、
薄利多売を実現しています。

さて・・・

次回予告になりますが・・・

展示場を持たないオークション代行など、
小規模の中古車販売店についてお話します。

今回の記事を読むと

スタッフも少なく、店舗も小さく、
展示車のロスも無いので、

お得に中古車を買えそうです。

しかし、
そうであって、そうでもない・・・

その点を、私の目線から
お話ししていきたいと思います。





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