自動車を商談中のカップル

自動車が一年で最も売れる時期は2月というのは、
テレビCMでも紹介されている事実です。


と言う事は、
今、自動車を買おうとして自動車販売店を訪れている方が多い事になりますね。


皆さん、ご訪問ありがとうございます。
当サイト「車屋の私がお客になったら…」
管理人のcarsuta(カースタ)です。


最近は、スマホやパソコンを使って、
中古車を検索し、お目当ての車両を見つけて、問い合わせを入れ・・・


条件に近ければ、販売店の店頭を訪れるパターンが多くなっています。


時代は変わったなぁ・・・と感じる反面、
店頭でのやりとりは、昔と変わらないと感じています。


そんな店頭でのやりとりの中で、
よくある(あるある)事が、


「今決めて頂けるなら、安くします」
「今決めないと、売れてしまいます」


など、即決をうながすケースがありますね。


今回は、この「即決」について、
車屋の立場から、皆さんが損しない方法をお伝えしようと思います。


中古車販売店は、なぜ即決をしてもらおうとするのか?
(売りたいだけじゃない、その理由とは?)


まずは、
なぜ、即決をうながす様な発言をするのか?
についてお話しします。


「売りたいからだろう」
と、単純な理由を思う方が多いと思いますが、


もちろん、売りたい気持ちは(強く)持っています。


しかし、売りたいだけで、即決をうながす訳ではありません。


お客さんが、迷っている時に、
その迷いを断ち切る気持ちにさせる・・・


そんな、あと一歩を後押しする時に、
「今、決めて頂けるなら・・・」という発言をするのです。


商談している中古車を、買いたいと思ったとしても、
何らかの迷いを持つのは、当たり前の事ですよね。


今、決めて頂けるなら安くします…という理由は?


まずは、
今、決めて頂けるなら安くします・・・


というケースについてお話しします。


今決める時の値引き額と、
後で決めた場合で、値引き額は本当に変わるのでしょうか?


これは、ほとんどのケースで、
どちらも同じ値引きが出来るに決まっています。


そもそも、
いくらまで値引き出来るのか?
は、あらかじめ決まっています。


では、なぜ
即決すれば安くする…と言うのでしょうか?


それは、
お客さんが、金額で迷っているから・・・


というのが理由なのです。


もう少し安くならないか?
他店に、もう少し安い車があるんじゃないか?


などと、お客さんが迷っているなら・・・


その迷いを断ち切ってもらうための、
よくあるセールストークなのです。


即決しないと売れてしまう…という理由は?


次に、
今決めないと売れてしまいます・・・


というケースについて、お話ししましょう。


まず、
今決めないと本当に売れてしまうのか?


と言う事ですが・・・


ケースバイケースで、
売れるときもあれば、売れない時もあります。


それに、このケース・・・


商談中にする事で、売れる可能性を無くす事ができます。


「即決は出来ないので、商談中にしてもらえますか?」
と、中古車販売店に、お願いすれば良いだけです。


この時、商談中にしておく期間を決める事になりますが・・・


本当に売れ筋で、すぐに売れてしまう車両なら、
数日を提示されますし、


売れ筋でない場合は、もっと長い期間を提示してくるので・・・


本当にすぐに売れてしまうのか?
の、見極めも付くことになります。


そして、
なぜ「今決めないと売れてしまう…」と発言する理由ですが、


売れ筋なので、
早く決めてもらわないと困るケースも当然あるのですが・・・


これは、先にのべたように、確実なものではありませんので、
少ないケースと言えます。


金額以外の理由がある時に、本当に買うつもりがあるのか?
確認してみる意味で発言するケースが多いと思います。


繁忙期は、即決を迫られるケースが増える


繁忙期の2月だと、
即決をしてもらおうとするケースが多くなります。


それは、
売れる時期であるがために、中古車販売店も強気な所もありますし、


なにより、
なかなか契約してもらえないお客さんに掛かりっきりになってしまうと、


次の、
買ってもらえるお客さんの対応が出来なくなってしまう…
という理由も発生します。


営業スタッフが、数人いる場合などは、
スタッフ同士、何台売るか?の競争があります。


商談が長引くお客さんに捕まってしまって、
次のお客さんを逃す事は避けたいものです。


彼らは、販売台数によって変わる、
歩合給をもらっているケースが多いので、
1台でも多く、契約したいと考えています。

欲しい車両を見つけたのに、
あまりに迷ってしまうと、欲しい車を逃してしまう場合も(本当に)あるのです。


しかし、だからといって、
即決してしまうのは、おすすめしません。


一度、冷静になって、
考える時間を持たないと後悔する可能性が高くなりますので、


商談中にしてもらい、
冷静になる時間を作り、時間を置いてから契約する事をおすすめします。


即決の後悔を減らすには・・・


即決は、
後悔するケースが多くなります。


契約した後で、
他店に、もっと安く条件に合った車があった・・・


後から、
友人の知り合いの店なら、もっと安く買えたのに・・・


などの話をよく聞きます。


他店にもっと安い車があって後悔するパターンを無くすには、
事前に下調べをすれば、良いだけです。


カーセンサーなら、
簡単にメールで問い合わせができます。


前もって、条件に近い車両を見つけて、
メールで見積もりを取って比較すれば良いのです。


友人の知り合いの店なら、もっと安く買えたのに・・・
というケースについて、


この場合は、気にする事はありません。


よくある話ですし、後出しジャンケンの様なものです。


後からなら、何とでも言えるのですから、
嘘も多くある訳です。


今回のまとめ


中古車を買う時に、
店頭へ出向けば、


あれやこれやのセールストークを浴びせられる事になり、
対応せざるを得ない事になります。


その中には、即決をうながすトークもあるわけです。


買った後に、
後悔しない・・・という方なら、即決しても問題無いでしょうが、


後悔する可能性がある方は、
即決は避けた方が賢明です。


難しいのは、
中古車は、厳密に言えば、同じ車両というのは存在しません。


年式やグレードまでが同じでも、
走行距離や、キズや劣化の程度まで全く同じ・・・というのはあり得ません。


そこが悩ましい点ではありますが、


購入後は、
少なくても数年は乗る事になるのですから、


後悔しない買い物をしてもらいたいと(私は)思います。


ちなみに、
車屋の私がお客の立場だったら・・・


即決はしないと思います・・・・


と、付け加えさせて頂きます。






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